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ネーム



ネームをやっています。これが済んだら、この作品は一応ひと段落という感じになるでしょうか。
続きがあるかは人気やその時の事情次第といういつもの感じです。
こんな全方位から顰蹙を買いそうな作品が人気が出るっていうのも、あんまり想像できませんけど・・・。
「読んでモヤモヤした 腹が立った」
といった感想も頂いたりしました。
会社で必死に頑張ってる人ほど腹が立つのやも・・・そして、それってサラリーマン雑誌の読者層のマスですしね
むしろ、こんな作品をよく掲載して下さったなぁと頭が下がる思いです。
大日本雄弁会講談社様は違う・・・・。
今、大日本雄弁会講談社様の本社ビルでは社史の展示がしてあるんですけど、1930年代~45年の展示がごっそりなくて、そこの空白を見るたびに満面の笑みを浮かべてしま・・・あっと・・・話が横道に・・・。
あの時代は出版社が悪かったとかいう単純な話ではなく、時代の空気や、愛国本を出版すると儲かるという経済的理由、売れる、つまり人々が読みたいものが戦意高揚だったことなどが複合的に絡み合って、神武天皇が表紙の戦意高揚付録を講談倶楽部につけるに至ったわけです。誰が悪いかと言えば、望んだ読者が悪かったとも言えるでしょう。その意味ではサラリーマンが無形文化としてデッチあげられていく漫画を講談社の雑誌に掲載できただけでも、メタ構造が入れ子になっていて、現代アート的な視点からも感無量です。
昨今の時代の空気の鏡として読んで頂けたら言うことはありません。

そしてそれを掲載して下さる編集部・・・本当にすごい・・・・。

私の作品を評価して下さる数少ない場所なんですよね
新人賞受賞作も、ここだから評価して下さったよなぁと今でも思っています。


こうして終わりが見えてくると、一昨年の年末から構想を練って行って1年半も作品に付き合っていたわけで、感慨もひとしおです。

作品制作にあたっては、勉強になることも多くありました。普段何気なく描いている絵には表象として様々な文脈が埋め込まれており、高度なリテラシーが描き手にも読み手にも必要とされているということを、初めて体感として理解できました。
この作品は、サラリーマンの文化をカリカチュアとして描いています。そこに武家文化や帝国海軍のメタファーを重ねているので、そうした文脈の読み取りの線が複雑に絡んでることが尚のこと実感されたのでしょう。

学生時代はパノフスキーやデューラー研究の本なんかで図像学を
プロパガンダポスターの勉強で表象の勉強をしたものですが、実制作でこうして応用してみると、大学の勉強も役立つものだなぁと。今度、教授に会ったときに喜びの声を伝えておかねば。


また、自分の絵や作品の特徴みたいなものも、発表されて感想など頂くことで自覚されてきて、そこも勉強になりました。
作品を公表し続けていくことが大事ですね。


そして、何より大事な制作スケジュール・・・
介護と仕事の山場と原稿執筆の山場がトリプルコンボで来てしまって、今読み返すと本当に絵に心残りがあります。
自分で納得できていないものを発表したときの後悔たるや筆舌に尽くし難いものがありました。
ここの調整は自分ではどうにもでにない他所の都合のためなのですが、だからこそ無理なものは「待って貰えませんか」「今はできません」「お休みを下さい」と周りに少しワガママを言うべきだったのやもとも・・・

次回作はもう少し、ストレートに読める、人様からひんしゅくを買わない作品を描けたらいいなと思います。

コミティアの原稿も頑張るぞ*\(^o^)/*
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